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怒濤の一週間は校正で始まり、仕分け台で終わる

by yomitaro0422
on 2014年7月19日
in 030-060:日常のこと

今週は、怒濤の一週間であった。ちょうど7日前の土曜日に、お店に着いてみると、僕の本を出してくれる青弓社から封書が届いていた。内容は校正刷り(ゲラ)である。実は最終段階で肝炎になり入院してしまったので、ライターさんに文章の構成を直してもらった。直しただけではなく、質問まで書いてある。そのため、何もしないつもりであったゲラは、意外にも読み進めるにつれ真っ赤になってしまった。とにかく、夜10時までやって、半分ほど進めることができた。
日曜日は、川越まで宅買。ゴールデンウィークに店長が一度行っているお宅である。本来は僕が行く約束をしてあったのだが、直前に倒れてしまったので、店長がひとりで行ってくれた。前回の不義理のお詫びもかねて、店長と二人でうかがう。車いっぱい引き取った。それでも半分ほど残すことになる。次回は8月と約束。川越はやはり遠い。日が暮れたので、店に降ろすことなく直帰。
月曜日は病院に行く日だ。前回の領収書に、本日の日付でCT予約と書いてあったので、てっきりCTの撮影をするのだと思って早めに行ったが、それは間違いだった。CTの予約をこの日に取れという指示だったのだ。診察だけ受けて店に戻る。少し時間ができたので、校正を10ページほどやる。そのあとは、例によって「日本の古本屋」の会議である。天神ラーメンを食べて駆けつける。
火曜日は朝から校正の続きをした。残り100ページ程度だから何とかなるだろうと思ったが、日が暮れてもまだ半ばである。店長と二人、近所の魚屋さんが経営する食堂「里の宿」で煮魚と照り焼きの定食を食べて、続きをやる。結局、午前3時過ぎまでかかってしまった。店長が心配して、ずっと隣で付き合ってくれる。
帰りにコンビニで店長はビール、僕はノンアルコールビールを買って乾杯してから寝ようとしたが、興奮していてなかなか寝付かれない。
水曜日は宅買が3軒。本来は店長と僕とで行く番だが、二人ともあまり寝ていないので、息子一号に運転してもらい、僕が付いていくことにした。東中野、練馬、武蔵村山という結構な長距離移動である。最後の武蔵村山は、入院する直前にも一度行ったお宅。しかし、周辺の地理など何も憶えていなかった。前回はマフラーをするほど本を積んで帰ってきたのだが、部屋の中と本は憶えていたが、集合住宅であったことすら記憶にない。半分は息子一号に査定を任せたが、かれが時間をかけてじっくり見ているため、すっかり日が暮れてしまった。店には寄って、当日の後始末をしたけれど、本は降ろさずに帰宅。
木曜日は、また朝から「日本の古本屋」の会議である。満員電車にもまれて神田へ。この日は意外に早く終わり、5時ごろ店に戻れた。共有パソコンの調子がおかしいので、設定を少しいじってみる。windowsの再インストールをしなければダメかもしれない。
金曜日。久しぶりの休みなので、買い物にでも行こうかと思ったが、家で体を休めろという女房殿の忠告に従って、一日中ソファに座って読書。しかし、このソファがへたっていて腰が痛くなってしまった。『音楽史と音楽論』柴田南雄。『美徳のよろめき』三島由紀夫。
柴田の本は人類史の中に西洋と日本の音楽を位置づけ、その対比を試みるという壮大なもの。日本はユーラシアの東の、西欧は西の、それぞれ外れに位置して、文明の伝搬史ではほぼ同じ時間軸の上にあるという。したがって、同じ時期に同じような芸術(文化)の上での運動が起こる。例えば、ヨーロッパのバロックに対応するのは、江戸時代の邦楽がバロックと比較できる。
時間軸は異なるが田中英道『日本美術全史』(こちらも読みさしている)と似た発想で、芸術発展には人類的普遍性があるという主張である。これは一種の進歩史観かもしれないが、逆に循環する歴史がある局面で似た様相を見せるという解釈も成り立つ。本書241ページには音楽様式が5つの段階を経てサイクルをなすという話が出てくる。様式そのものにサイクルがあるのかどうかはわからない。
三島の『美徳のよろめき』は十代の頃にも読んだはずだが、ほとんど忘れていた。ただ、全編プロローグのような作品なのが印象的だった。今回も同じように感じたが、最後の一文だけは本文のようである。要約すれば、主人公が書いた手紙を破る話である。映画なら、そう撮るだろう。
本日土曜日は、溜まった店の雑用を端から片付ける日である。昼食は松屋のミニ牛飯に生卵。一気に仕事を進めるつもりだったが、前日に休養を取ったにもかかわらず、夕方で力尽きてしまった。息子一号は、水曜日に宅買した本を店で仕分けである。
週に一度組合から来る「ルート便」が、二倍に値上がりしてしまったので、出品はなるべく減らすことにした。仕入れたものをそのまま会館に持っていって仕分けると、どうしても店の均一にしてもいいものまで出品することになる。だから、会館での仕分けはなるべくやめることにした。そのために、ルーマニア製のがっしりしたテーブルを買った。いかにも仕分け台にぴったりである。
さて、明日はまた3軒の宅買があるから、朝から車で出発である。

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