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本を開かずに書き込みを発見する手品

by yomitaro0422
on 2014年3月2日
in 030-060:日常のこと

きのうの記憶がほとんどない。朝、新人店員MT子から電話があって体調が悪いというので、息子一号の助手として神田に行かせる予定だったが、体力を使う仕分けではなく店番に回した。代わりに、やはり新人のKS男を午後から行かせることにした。だが、彼は夜の店番があるので、神田から帰ったあと1時間休憩させなければいけない。そのため、私の帰りが8時を過ぎてしまった。帰路に新しくオープンしたセブンイレブンでビールとつまみのサラミを買う。開店記念にカップ入りのお菓子をもらった。久しぶりに息子二号を交えて夕食の卓を囲む。家族が寝静まったあと、一人でサラミを食べながらショットグラスで焼酎を飲み、泥酔した。携帯のメモには三段論法の説明のあと、なにやら意味不明の文字列が残されている。なにか、数学基礎論に関する画期的な発見をしたらしいが、思い出せない。ショットグラスは危険なものである。
本日の宅買は4軒。息子一号と出発。午前中に町内の有名な俳優宅。大型本が多いので、体積の割りには冊数はあ300冊程度か。美術全集と百科事典は持ち帰らなかった。松月庵でたぬきそば。
午後は西荻。4箱程度と聞いていたが、製薬会社の名前が入った大きめの箱で10ほど。中にはびっしりと文庫が詰まっている。それぞれ100冊は入っているだろう。その他に雑誌や料理本など。マロンちゃんという感じのブラウンのプードルがいた。医者がよく、西村京太郎や和久俊三を大量に読んでいるのはなぜだろう。
車が一杯になってしまったので、いちど店に戻り降ろして、小金井。本棚2面分の話だったが、家のあちこちに散らばった本は5面分ぐらいある。1500冊はあるだろう。とても全部はできないので、とりあえず300冊分だけ選ばせてもらって車に積み込む。残した分は捨てるということなので、お店の改装が終わったあとまた来ますということにして、次へ。
一橋大学に着いたときは、既に5時を回っていた。重厚な建物の図書館は長い廊下が続き、ローマで見た古い教会の図書室のようである。天井は3メートルぐらいあるだろうか。そこからランプのような照明がぽつぽつと下がっている。案内された研究室はぐるりと天井までの書棚が囲っていて15面ほどある。処分するのはそのうち11面だという。各400冊入っているとすると440冊である。実際は既に片付けて空いている分もあるが、それでも3000冊をゆうに超えている。話では1000から1500冊とのことだったから、我われの小さな車でも積み込めるだろうと思っていたが、3000冊ではとても無理である。
内容は経済学。金融や労働問題など。「書き込みがどのぐらいあるかでしょう」と言うと、まあ1割ぐらいとの答えだったが、そんな事はないと私の直感が騒ぐ。まず付箋の入っている本を抜いて書き込みの癖を確かめる。かなり強烈な書き込みの仕方である。これなら、やってある本はすぐに書き込みを発見できる。
読み込んでありそうな本を開くと案の定、赤ボールペンで単語を囲んだりしてある。そういうのを何冊か示して、「先生、1割じゃありませんね」と意地悪を言う。これも、これもですよ。取り出す本はどれも書き込みだ。
経験を積んだ古本屋なら、背から見てもどれがよく読んだ本かは見分けが付く。開かずに書き込みの本を発見するのは手品のようなものだが、あまりやると安く買おうとして難癖を付けているみたいになる。適当なところで種明かしをする。実際には3割ほどが書き込みだった。
次にはトラックを持ってくることを約束して、本日の分として600冊ほど、持ち帰る。
息子二号、店長と待ち合わせて家族四人が揃い、「ます田」でうな重。

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